Peggy Sue ペギースー
2つのアプリケーションで分離、同定、定量
Peggy Sue™ (ペギースー)は、免疫アッセイまたは総タンパク質アッセイによってタンパク質を2~440 kDaのサイズ(分子量)、あるいは電荷(等電点)で分離し、分析することができます。5µLサンプル中のわずか0.2µg/µLのタンパク質を使用し、一回の実験で最大96サンプルまで測定できます。より多くのサンプルや等電点も測定したいときにペギースーがお手伝いします!
Technology & Applications
ペギースーを用いたシンプルウェスタン サイズ(分子量)&チャージ(等電点)アッセイ
Peggy Sue 異なる二つの視点から生物学的反応を評価、定量することができます。
図 1. ヒストンH3の翻訳後修飾はPeggy Sueを用いて簡単に分析することができます。左:酪酸ナトリウムによって刺激したHeLa細胞のライセートを抗アセチルヒストン抗体(Lys9)にて検出を行い、アセチル化の違いを特定しました。右:コルセミドで刺激したHeLa細胞のライセートのメチル化の違いを抗ジメチルヒストン抗体(Lys39)にて検出を行いました。
図 2. EGFで刺激したHeLa細胞のライセートを分子量及び電荷でそれぞれ分離し、抗リン酸化ERK抗体にて検出を行いました。 分子量で分離した結果、全てのリン酸化ERK2(pERK2+ppERK2)と全てのリン酸化ERK1(pERK1+ppERK1)のピークを検出できました。 一方、電荷で分離した結果は、ERK1及びERK2のリン酸化アイソフォーム(pERK1, ppERK1, pERK2, ppERK2)までそれぞれ検出できました。 このライセートでは2か所がリン酸化されたアイソフォーム(ppERK1, ppERK2)が多数を占めることが明らかになりました。
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