Maurice モーリス
純度、同定、不均一性試験のために
生物製剤の生産現場でcIEF(キャピラリー等電点電気泳動)とCE-SDS(キャピラリーSDSゲル電気泳動)の試験データを必要とされていますか?モーリスはモノクローナル抗体、抗体薬物複合体(ADC)、ワクチンそしてウイルス様粒子など全ての生物製剤で純度と同定試験、そして不均一性(バリアント)試験を実施することができます。新設計の一体型カートリッジを装置に差込み、サンプルのバイアルあるいは96ウェルプレートをセットすれば、あとは測定開始ボタンをクリックするだけ。cIEFとCE-SDSのアプリケーション交換は何時でも簡単、セットアップもメンテナンスも必要なく、コンタミネーションもありません。
Technology & Applications
モーリスを用いたCIEFとCE-SDSアプリケーション
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図 1. (A) 汎用方法を使用しての4つの異なるモノクローナル抗体(mAb)の等電点プロファイル。2M尿素, 4%3-10 Pharmalyte、10mMのアルギニン及びイミノ二酢酸、および4.05と9.99のpIマーカーを用いて調製した0.15〜0.25 mg / mlのモノクローナル抗体。(B)モーリスのIgGサイズ標準(1mg / ml)を、還元(βME)または非還元(IAM)条件下で、70℃で10分間変性させました。還元IgGは25分間で泳動分離し、非還元IgGは35分間で泳動分離しました。
Two ways to get data
モーリスで、IgG純度データを35分間で、同定と電荷不均一性データは10分間以下で得ることができます。そして複数種の測定対象用の汎用方法も含めて、たった一日で、cIEF(蛍光、吸光度モード)あるいはCE-SDSアッセイを開発することができます。あなたは、どちらかのアプリケーションでも、とても簡単に、最も信頼性が高く、再現性のあるデータを毎日得ることができます。
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図 2. (A) 100インジェクションのcIEF分離プロファイルで、ピーク面積のCVは常に4%以下。4%の3-10 Pharmalyte、10mMのアルギニンとイミノジ酢酸、および4.05と9.99のpIマーカーを用いて調整した、0.25 mg / mlのモノクローナル抗体。(B) 1mg/mL IgGサイズスタンダードのレプリケートサンプルを交互に連続で24インジェクション。サンプルに内部標準を添加し、還元、変性後に25分間泳動分離しました。