Jess
完璧なタンパク質分析のソリューション
Jessは従来のウェスタンブロッティングのタンパク質分離とイムノアッセイ検出を自動化し、手間がかかり、エラーやミスが起こりやすいステップを取り除きます。 サンプルと試薬を専用マイクロプレートにロードするだけで、後は自動でタンパク質をサイズ別に泳動分離し、抗体の追加、インキュベーション、洗浄、さらには検出ステップまでを正確に行います。 3時間で完全な分析データが得られます。 マルチプレックスを可能にする新機能の蛍光検出は、ワンショットであなたに必要なすべての情報を提供します。JessはウェスタンブロットとELISAを一体化します。
早く結果を知りたい!
Jessは分注してランすればそれで完了! あなたのやることはサンプル、抗体、試薬をプレートに分注し、プレートとカートリッジをJessに挿入してスタートを押すだけです。 タンパク質の電気泳動分離、免疫プローブ検出、データの検出および解析などすべての分析ステップは完全に自動化されています。実験の手動セットアップが30分で、あとはハンズフリー3時間のランタイムで、もう次の発表や認可のためのデータ分析ができます。
スループットを上げたい!
サンプルは多いですか? Jessでスループットを大幅に向上できます。従来のウエスタンブロットのタンパク質分離と免疫検出を自動化し、わずか3時間で完全な解析データが得られます。 すべての反応はキャピラリー内で行われ、正確にタンパク質を分離し、試薬添加とインキュベーション後に検出を行います。 Jessは蛍光機能を使用し、タンパク質をマルチプレックス検出することでより高いスループットを提供します。 13本あるいは25本のサンプルキャピラリカートリッジを使用して、最低限のハンズオン時間で必要なスループットを得られます。
ウェスタンでもイムノアッセイと同等の定量性が欲しい!
すごい!Jessを使えば、タンパク質の定量は簡単です。 測定が終わったら、レーンビューオプションでバンド強度を比較。さらに知りたければタンパク質のサイズと濃度の完全定量も簡単。 数クリックでイムノアッセイのように標準曲線を分析し、タンパク質を正確に定量化できます。 マルチプレックスを行えばもっと情報が得られ、ワンショットでサンプル間の相対的なタンパク質発現を識別して区別するのに役立ちます。 また、タンパク質の標準化(ノーマライゼーション)機能が組み込まれているので、毎日の結果に自信が持てます。
もっとサンプルからデータが欲しい!
従来のイムノアッセイで、貴重なサンプルを多量に消費していませんか? 検出するためにサンプルをプールしていませんか? Jessは、わずか3μLのサンプルでピコグラムレベルの感度を得られます。 ストリッピングとリプロービングにうんざりしていませんか? Jessの蛍光検出機能を使うと、一回で最大限のデータが得られます。 Jessでさらにサンプルを有効活用しましょう。
従来のウェスタン用のイメージャをまだ時々使用していますか?
まだ従来のウェスタンを行っていますか?ではパッと!Jessの化学発光ブロットイメージング機能でメンブレン画像を入手しましょう。
シンプルウェスタンアッセイは、従来のウェスタンブロット法で見られる多くの課題を解決する、全自動化されたキャピラリーベースのイムノアッセイです。 タンパク質分離、免疫プローブ検出、データ検出および解析まですべてのアッセイステップは完全に自動化されています。 再現性、定量性、総実験時間および全体的なデータ信頼性に影響を与える従来の手動プロセスに起因するばらつき要因は排除されます。 特に、従来のウェスタンからの移行は簡単で、ウェスタンブロッティングプロトコールに使用するのと同じ抗体をシンプルウェスタンアッセイで使用することができます。
Jessは、4つの方法でタンパク質を分析できます。
- 蛍光検出 : 抗体のストリッピングとリプロービンングで困っていませんか?マルチプレックスならワンショットで必要な情報を得られ、時間とサンプルを有効活用できます。
- 化学発光検出: 微量なターゲットや貴重なサンプルを測定していますか? 化学発光検出はピコグラムレベルの感度が得られ、サンプルから最大限のデータを得ることができます。
- タンパク質ノーマライゼーション : Jessは、サンプルに一定のタンパク質がロードされているかどうかを確認する簡単な方法を提供します。キャピラリー用タンパク質標準化試薬をアッセイプレートに分注するだけで、後はJessが処理を行います。独自の蛍光タンパク質標準化試薬は、イムノアッセイと同様にキャピラリー内に固定化された総タンパク質を測定します。その結果は? ロードされたサンプルに一定量のタンパク質が含まれているかを迅速に確認し、実験のセットアップとユーザーのエラーを特定し、効果的にターゲットタンパク質の発現を標準化(ノーマライゼーション)し、正確で一貫性のあるデータを提供して、データ解析の信頼性を高めます。 そしてさらにJessの複数の検出機能は、タンパク質の標準化に加え、2色タンパク質検出(マルチプレックス)と化学発光検出を可能にします。
- ブロット画像取得 : まだ従来のウェスタンイメージャーを使っているの? 朗報です! Jessのブロットイメージングシステムで画像を取得しましょう。
シンプルウエスタンのイムノアッセイはすべてキャピラリー内で行われます。サンプル、分離マトリックス、スタッキングマトリックス、抗体および試薬は、特別設計された専用プレートから自動的にロードされます。 Jessは、初めに各キャピラリーに分離マトリックスを吸引し、次にスタッキングマトリックスを吸引します。 次にサンプルがロードされ、キャピラリーが下降してランニングバッファーと接触します。 電圧が印加され、分子量に基づいて分離を開始します。 分離が完了すると、UV光によってタンパク質がキャピラリー内壁に固定化されます。 タンパク質が固定化され、キャピラリーからマトリックスが除去さるとJessは、最初に一次抗体とのインキュベーション、続いてHRP標識二次抗体、そして最後に化学発光基質を用いて免疫プローブプロセスを開始します。 化学発光反応では、経時的な一連の画像をCCDカメラが記録します。 わずか3時間で、定量的なサイズベースのデータ解析ができます。
Jessに新搭載の蛍光検出機能で、マルチプレックスのための2色タンパク質検出が可能になります。 免疫プローブプロセスでは、サンプルと一次抗体をインキュベートし、続いて赤外または近赤外蛍光標識二次抗体をインキュベートします。 蛍光体の励起により光子が放出され、その発光スペクトルは波長センサーによって検出され、経時的な一連の画像がCCDカメラに記録されます。 わずか3時間で、多重化された定量的なサイズベースのデータ解析ができます。
Jessでは、タンパク質のノーマライゼーションが一層容易になりました。Protein Normalization試薬をプレートのウェル列にロードするだけで、残りの工程はJessが行います。 蛍光標識された試薬はタンパク質上のアミンと反応し、ロードされたタンパク質量のキャピラリー間比較が可能になります。 そして何よりも、Jessの蛍光検出機能は、タンパク質のノーマライゼーションに加え、マルチプレックスのための2色タンパク質検出を可能にします。 これにより効率的にタンパク質データを標準化し、正確で一貫性のあるデータが作成され、実験のセットアップとユーザーエラーを軽減することができます。
データはどのように表示されますか? 測定が終わったら、レーンビューオプションでバンド強度を比較。さらに知りたければタンパク質のサイズ(分子量)と濃度の完全定量も簡単。 タンパク質発現の変化を比較し、タンパク質のアイソフォームやサイズ変化を分析する定量解析もできます。 サンプル間の発現の変化の分析や、測定間の比較を行いたいですか? タンパク質の標準化(ノーマライゼーション)機能で、解析結果に自信が持てます。
内容 | 総タンパク質 SPECIFICATION |
化学発光 SPECIFICATION |
蛍光 SPECIFICATION |
タンパク質 ノーマライゼーション SPECIFICATION |
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必要サンプル量 | 0.3-1.2 µg | 0.6-1.2 µg | 2-4 µg | 0.6-4 µg |
必要サンプル容量 | 3 µL/well | |||
サイズ(分子量)範囲 | 分子量 (MW) ラダーレンジ: 2-440 kDa | |||
CV(サイズ) | <10% | |||
CV(測定内) | <15% | <20% | ||
CV(測定間) | <20% | 適用外 | ||
解像度 (± % 分子量により異なる) | ± 15-20% for MW <20 kDA ± 10% for MW >20 kDa |
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定量性CV | <20% (total protein, chemiluminescence and fluorescence) | 適用外 | ||
ダイナミックレンジ | 2-3 logs | 3-4 logs | 4 logs | 2-3 logs |
感度 | ng | Low pg | Low pg | ng |
キャピラリーサイズ | 5 cm, 100 µm, 400 nL | |||
測定時間 | <3 時間 | <4 時間 イムノアッセイ含む |
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最大サンプル数/測定 | 13 or 25 | |||
重量 | 23 kg | |||
機器サイズ (ドア閉時) | 0.36 m H X 0.3 m W X 0.57 m D | |||
機器サイズ (ドア開時) | 0.36 m H x 0.53 m W x 0.57 m D | |||
必要電源 | US/CAN 120 V AC, 60 hz, 4.2 amps Europe 240 AC, 50 Hz, 2.1 amps Japan 100 AC, 50/60 Hz, 5.0 amps |
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測定時の温度レンジ | 18-24 °C | |||
測定時の湿度レンジ | 20-60% 相対、結露しないこと |